オススメ本ですの その1
「水中眼鏡の女」逢坂剛著
「水中眼鏡の女」を含めて三篇のミステリーが入っています。
いずれも人間の深層心理を主題としていて、それだけに細かく複雑です。
「水中眼鏡の女」を見てみよう。
作中人物の精神科医「わたし」のところに、門倉千春という若い女性の患者がくる。
彼女は何故か水中眼鏡をかけたまま病院にやってきた。
しかもそのレンズはラッカーで真っ黒に塗りつぶされている。
彼女の症状は、目が光に感応して痛くて眼蓋を開けられないということだ。
しかも何度かたずねた眼科医では眼に異常はないといいます。