オススメ本ですの その5
「雪のアルバム」三浦綾子著
これは二十三歳の女性の信仰告白の小説です。
なぜキリストを信ずるに至ったかということを、原稿用紙三枚ぐらいに書けと牧師に言われて、とてもそれぐらいでは書けないと浜野清美は考える。
では枚数にこだわらずに書いてみるよりほかにない、というところからこの小説は始められている。
清美は、五、六歳の頃から自閉症児として親や先生たちから厄介視されてきた。
どうして物言わぬ子供になってしまったのか、そこからすでに子供らしくない陰のある日常に入っていく事件があった。
母一人子一人の生活で小さいながらも一軒の家に住んでいた。