オススメ本ですの その7
「雪のアルバム」三浦綾子著
五歳の六月の初め、旭川のお祭の日、その日も清美は外に出されていた。
見知らぬ品のいい小母さんから声をかけられ、優しくしてもらって千円をもらった。
清美の名前も知っており、抱きかかえて涙を流したりつじした。
その千円札を遊び友達の津路子に見せると、どこかで盗んできたんだ、と言われる。
家の母にも雑貨屋の店の者にも、盗んだものと決められてしまってどうにもならない。
清美はそれから一人遊びをするか物置にひそんでいるようになった。
川原のジャリ採取場の跡地で一人遊びをしているとき、いつもいじめる津路子がやってきた。